前歯を失うと、見た目や発音、噛み合わせに影響が出ることがあります。
前歯のインプラントは、審美性と機能の両立を目指した治療です。
骨や歯ぐきの状態によって適した方法が異なるため、まずはCT検査でお口の状態を確認することから始められます。
前歯のインプラントが難しいといわれる理由
精密な診断が求められます
前歯は食事のときに真っ先に目に入る部位であり、笑顔や表情にも直接影響します。そのため前歯のインプラントには、機能の回復だけでなく、自然な見た目の再現が求められます。
前歯の骨は奥歯に比べて薄く、歯ぐきのラインが崩れやすい部位です。インプラントを埋入する角度・深さ・位置を精密に設定しないと、歯ぐきが退縮したり、被せ物の色や形が周囲の歯と合わなかったりすることがあります。CT検査による三次元的な診断が特に重要です。
前歯のインプラント治療で大切な3つのポイント
精密な位置決めと埋入角度
前歯は埋入の角度・深さが見た目に直結します。CT検査で骨の形状を三次元的に確認し、周囲の歯と調和した位置にインプラントを設置します。
歯ぐきの形態管理
前歯では歯ぐきのラインが見た目を大きく左右します。骨や歯ぐきの状態に応じて、必要な場合は骨造成や歯ぐきの処置を組み合わせ、自然なラインを目指します。
上部構造(被せ物)の審美設計
インプラントの上に装着する被せ物(上部構造)は、隣の歯の色・形・大きさに合わせて製作します。前歯部では透明感のあるセラミックが用いられることがあります。
治療に伴うリスク・副作用・治療期間について
骨造成を伴うインプラント治療は外科処置を含みます。治療を受ける前に、以下の点をご確認ください。
・ 抜歯した部位は感染のリスクがあるため、特に抜歯即時埋入では状態の見極めが重要です。
・ 術後に腫れ・痛み・内出血が生じることがあります。
・ まれに、インプラントが骨と十分に結合しないことがあります。
・ 前歯部では骨が薄いため、骨造成を併用する場合があります。その場合、治療期間が延びることがあります。
・ 歯ぐきのラインや被せ物の見た目が、期待と異なる場合があります。
・ 全身の健康状態や服用中のお薬によっては、追加の検査が必要になる場合があります。
これらのリスクや具体的な治療計画については、診察時に一人ひとりの状態に合わせて詳しくご説明します。
前歯のインプラント治療例
上顎の前歯4本が欠損していた60代男性のケースです。前歯部は審美面・発音への影響が大きい部位のため、2本のインプラントで4本分の歯を支えるブリッジ形式を採用し、自然な見た目と機能の両立を図りました。治療計画の段階から仕上がりイメージを患者様と丁寧に共有しながら進め、3ヶ月の治療期間で上部構造の装着まで至りました。複数本の前歯が欠損している方の治療選択肢としてご参考ください。
60代男性のインプラント治療例
前歯のインプラント費用について
インプラント本体の費用は1本35万円〜です。前歯部では骨造成や審美的な上部構造が必要になる場合があり、費用が変わることがあります。
CT検査と初回相談は無料でご案内しています。
費用の内訳や分割でのお支払い、医療費控除については、初回無料相談で詳しくご確認いただけます。
診断・院内設備について
当院では、国際口腔インプラント学会(ISOI・DGZI日本支部)認定医でストローマンインストラクター(ストローマン社認定)でもある院長が、CT検査による精密な診断のもとで治療方針を検討します。骨の状態を立体的に把握することが、骨が足りない場合の治療では特に重要です。滅菌・感染管理にはクラスB(EN13060準拠)滅菌器を使用し、NPO法人JAOS(日本アジア口腔保健機構)第二種歯科感染管理施設の認定も受けています。
よくあるご質問
前歯のインプラントは目立ちますか?
上部構造(被せ物)は周囲の歯の色・形に合わせて製作します。透明感のあるセラミック素材を用いることで、自然な見た目に近づけることができます。仕上がりは骨・歯ぐきの状態や隣接する歯の状態によって異なります。
前歯のインプラントは治療期間がどのくらいかかりますか?
骨や歯ぐきの状態、骨造成の有無によって異なりますが、おおむね3か月〜1年程度かかる場合があります。まずはCT検査で状態を確認したうえでご説明します。
前歯の骨が薄くてもインプラントできますか?
骨が薄い場合でも、骨造成(GBR等)を併用することで対応できる場合があります。まずはCT検査で骨の状態を確認することが必要です。初回相談とCT検査は無料です。
抜歯してすぐ前歯のインプラントはできますか?
前歯部では歯ぐきや骨の状態によっては、抜歯後すぐの埋入(即時埋入)に対応できる場合があります。ただし、状態の見極めが重要なため、CT検査による診断が必要です。
048-687-8211